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ホワイトニング後の副作用について

今回は、 ホワイトニング後の副作用についてお話しします。


最近、「ホワイトニング治療後は歯が脆くなりませんか?」、「歯に色が着きやすくなりませんか?」等の質問を患者様から頂く事が増えてきました。

そこで、今回はホワイトニング治療の副作用についてお話しをしたいと思います。

昔から良く言われる副作用の代表例として下記の症状が挙げられます。

  • 歯がしみる等の知覚過敏症状が起きる。
  • 歯が脆くなる。
  • 着色が目立ちやすくなる。
結論から言うと

この3つの症状は、起こる可能性はあります。
しかし、その可能性は低く、仮に起きても症状は軽度ですぐに改善する場合がほとんどです。


知覚過敏症状に関しては、
最近のホワイトニング材は、知覚過敏抑制剤が含まれいる物も多く、以前より症状が起きにくくなっています。

歯が脆くなるという事に関しては、
ホワイトニング治療により、歯の水分量は一時的に減少します。
しかし、神経、血管のある歯ではすぐに元通りになります。

最近のホワイトニング剤には、失われた水分量を補うための成分が含まれる物が多いです。

これにより、ホワイトニング後の歯の表面の艶感、光沢感が以前より増してきています。
また、歯が乾燥する事によるひび割れや破折はかなり減少しています。

実際に、当院ではホワイトニング治療後に歯が欠けたというケースは未だにありません。

着色に関しては、以前よりホワイトニング後の歯の水分量の減少が少なく、歯の表面が粗造にならないため着色自体が付着しにくくなっています。

また、ホワイトニング治療により歯が白くなるため、着色が目立ちやすくなるとも考えられます。

最近のホワイトニング材は非常に進化しており、ホワイトニング治療後に上記のような症状を訴えるケースがほぼないのが現状です。

知覚過敏の症状のみ、当院の患者様で生じたケースが数軒ありましたが、自然に消失したり、知覚過敏処置ですぐに改善しました。

あくまで私のホワイトニング治療の経験ですが、上記のような副作用が起こる確率は低く、起きてもすぐ改善するケースがほとんどです。

歯科治療には、様々な治療がありますが、ホワイトニング治療は、私自身、その効果に対して、非常に副作用のリスクの低い治療だと考えています。

当院ではホワイトニング治療後は、定期検診を行い、異常がないかのチェックや、歯の色調の確認等を行い、お口の健康を維持していきます。




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