スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2021の投稿を表示しています

歯周病のイメージ

歯周病とはどのような疾患なのでしょうか? 【調査概要】 ヤーマン株式会社 ■オーラルケアに関する意識調査 対象:全国の20代~60代の569名 男性 296名、女性 309名 調査期間:2020年10月9日~2020年10月14日 調査方法:インターネット調査   上のアンケート調査を見ると、実に80%近くの人が歯周病が気になるという結果が出ています。 何となく、歯茎が腫れる疾患というイメージはあると思いますが、腫れた状態が続くと、どのような事が起きてくるかという事まで想像出来る方は少ないと思います。 皆様、突然ですが、鉢に入った植木をイメージしてください。 鉢の中の土が半分位に減ると木は揺れてきますよね。 土が全てなくなったら木は倒れてしまいます。 まさにこれが歯周病のイメージです。 歯周病 とは歯の根の周りの骨(植物の根の周りの土)が減る疾患なのです。 歯周病 の怖いところは、無症状のまま進行することです。 大きい虫歯のような激痛がおきないため、何となく放置してしまい、気づいた頃には歯がぐらぐらになって抜歯になってしまいます。 「悪くない歯を歯科医院で抜かれて入れ歯になった」 という方が居ますが、実際は 《虫歯ではないが、歯周病でやむなく抜いたケース》がほとんどです。 歯周病 の進行を抑えるには、この骨の減少を防ぐ事が重要です。 この骨がしっかりしていると生涯、歯を失う事なく、自分の歯で食事を取れるでしょう。 この骨の減少を防ぐために、歯科医院では 歯周病 の治療 口腔内のケアの指導 定期的なメンテナンス 等を行っています。 歯周病 という疾患のイメージが分かっていただけましたでしょうか。 歯周病 は様々な治療法があり、予防出来る疾患です。 かかりつけの歯科医院で定期的に 歯周病 の検診をする事をおすすめします。           柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~  

虫歯の治療後の痛みについて

歯科治療において、治療後に痛くなる事があります。  虫歯 を取り除いて、治療後に痛みが出る。 歯科医院に、痛みを取りにいくはずが、逆に痛みが出るのは患者様への印象は良くないですよね。それが元々痛くない歯であればなおさらです。      原因としては 治療中に神経に切削熱などの刺激が加わった。  処置後の詰め物のが高いため、噛み合わせが強くなり、神経を刺激した。 根の周りの膜が炎症を起こした。 元々、神経が炎症を起こしていた。           等が挙げられます。 治療を行うことで痛むリスクがあるなら、放っおいても良いのでは? と考える方もいるかもしれません。 しかし、 虫歯 を放置するとでいずれ菌に感染し、歯を失う事になります。         歯の神経を残す治療の場合は ①治療後痛くない→経過観察 ②冷たい物がしみる、噛むと痛い→経過観察 ③温かい物がしみる、痛い→神経上部のみ除去 等の対応をします。 神経を残す前提で治療し、被せたり詰めたりした場合は、神経上部のみ除去し、根の中の神経を残します。 それでも症状が出る場合は全ての神経を除去します。 虫歯 が大きく、神経の近くまで削った場合、歯の神経を残す場合は、治療後に痛む可能性がある事を説明しないと、患者様の不信感を生む事に繋がるので説明が非常に大事になります。 神経を保存する、除去する際の判断基準や、それぞれのメリット、デメリットは後述したいと思います。  やはり 虫歯 にならなければ、治療する必要もなく、当然治療後の痛みは起きませんので、日々のご自身での口腔内のケア、クリニックでの定期的健康をこまめに行いましょう。    柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~  

歯科治療は家造り

私自身、歯科治療は家造りに非常に似ていると考えてます。 歯科治療は、痛みを取り除く、咬めるようにするといった患者様の主訴に基づいて、症状が改善するように進めていきます。 そして、来院頻度や治療の難易度にもよりますが、大部分の方は口腔内の機能が回復していきます。(中々改善に至らないケースも当然あります) しかし、本当の治療結果が出るのは5年後、10年後なのです。 家を建てる場合は、新築の状態では当然きれいですし、満足度も高いはずです。 基礎工事や柱がしっかりしていて、メンテナンスが行なわれている家は長く住む事が出来るはずです。 そうでない場合は数年でトラブルが起こる可能性が上がるでしょう。 歯科治療も、治療直後は満足度は高くても、数年でトラブルが多発する事があります。 逆に20年以上トラブルがないケースもあります。 治療成績の明暗を分けるのは、歯や歯茎などの将来的な状況を見越しての診断や治療、メンテナンスが行われているかが重要であると考えています。 患者様の将来的なお口な中の状況も考慮した包括的な歯科治療を提供出来るよう日々の診療、技術、知識の研削に努めていきたいと考えております。 院内に新しい観葉植物を配置しました。                  (アカシアの木)    柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~