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歯周病のイメージ

歯周病とはどのような疾患なのでしょうか? 【調査概要】 ヤーマン株式会社 ■オーラルケアに関する意識調査 対象:全国の20代~60代の569名 男性 296名、女性 309名 調査期間:2020年10月9日~2020年10月14日 調査方法:インターネット調査   上のアンケート調査を見ると、実に80%近くの人が歯周病が気になるという結果が出ています。 何となく、歯茎が腫れる疾患というイメージはあると思いますが、腫れた状態が続くと、どのような事が起きてくるかという事まで想像出来る方は少ないと思います。 皆様、突然ですが、鉢に入った植木をイメージしてください。 鉢の中の土が半分位に減ると木は揺れてきますよね。 土が全てなくなったら木は倒れてしまいます。 まさにこれが歯周病のイメージです。 歯周病 とは歯の根の周りの骨(植物の根の周りの土)が減る疾患なのです。 歯周病 の怖いところは、無症状のまま進行することです。 大きい虫歯のような激痛がおきないため、何となく放置してしまい、気づいた頃には歯がぐらぐらになって抜歯になってしまいます。 「悪くない歯を歯科医院で抜かれて入れ歯になった」 という方が居ますが、実際は 《虫歯ではないが、歯周病でやむなく抜いたケース》がほとんどです。 歯周病 の進行を抑えるには、この骨の減少を防ぐ事が重要です。 この骨がしっかりしていると生涯、歯を失う事なく、自分の歯で食事を取れるでしょう。 この骨の減少を防ぐために、歯科医院では 歯周病 の治療 口腔内のケアの指導 定期的なメンテナンス 等を行っています。 歯周病 という疾患のイメージが分かっていただけましたでしょうか。 歯周病 は様々な治療法があり、予防出来る疾患です。 かかりつけの歯科医院で定期的に 歯周病 の検診をする事をおすすめします。           柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~  

虫歯の治療後の痛みについて

歯科治療において、治療後に痛くなる事があります。  虫歯 を取り除いて、治療後に痛みが出る。 歯科医院に、痛みを取りにいくはずが、逆に痛みが出るのは患者様への印象は良くないですよね。それが元々痛くない歯であればなおさらです。      原因としては 治療中に神経に切削熱などの刺激が加わった。  処置後の詰め物のが高いため、噛み合わせが強くなり、神経を刺激した。 根の周りの膜が炎症を起こした。 元々、神経が炎症を起こしていた。           等が挙げられます。 治療を行うことで痛むリスクがあるなら、放っおいても良いのでは? と考える方もいるかもしれません。 しかし、 虫歯 を放置するとでいずれ菌に感染し、歯を失う事になります。         歯の神経を残す治療の場合は ①治療後痛くない→経過観察 ②冷たい物がしみる、噛むと痛い→経過観察 ③温かい物がしみる、痛い→神経上部のみ除去 等の対応をします。 神経を残す前提で治療し、被せたり詰めたりした場合は、神経上部のみ除去し、根の中の神経を残します。 それでも症状が出る場合は全ての神経を除去します。 虫歯 が大きく、神経の近くまで削った場合、歯の神経を残す場合は、治療後に痛む可能性がある事を説明しないと、患者様の不信感を生む事に繋がるので説明が非常に大事になります。 神経を保存する、除去する際の判断基準や、それぞれのメリット、デメリットは後述したいと思います。  やはり 虫歯 にならなければ、治療する必要もなく、当然治療後の痛みは起きませんので、日々のご自身での口腔内のケア、クリニックでの定期的健康をこまめに行いましょう。    柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~  

歯科治療は家造り

私自身、歯科治療は家造りに非常に似ていると考えてます。 歯科治療は、痛みを取り除く、咬めるようにするといった患者様の主訴に基づいて、症状が改善するように進めていきます。 そして、来院頻度や治療の難易度にもよりますが、大部分の方は口腔内の機能が回復していきます。(中々改善に至らないケースも当然あります) しかし、本当の治療結果が出るのは5年後、10年後なのです。 家を建てる場合は、新築の状態では当然きれいですし、満足度も高いはずです。 基礎工事や柱がしっかりしていて、メンテナンスが行なわれている家は長く住む事が出来るはずです。 そうでない場合は数年でトラブルが起こる可能性が上がるでしょう。 歯科治療も、治療直後は満足度は高くても、数年でトラブルが多発する事があります。 逆に20年以上トラブルがないケースもあります。 治療成績の明暗を分けるのは、歯や歯茎などの将来的な状況を見越しての診断や治療、メンテナンスが行われているかが重要であると考えています。 患者様の将来的なお口な中の状況も考慮した包括的な歯科治療を提供出来るよう日々の診療、技術、知識の研削に努めていきたいと考えております。 院内に新しい観葉植物を配置しました。                  (アカシアの木)    柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~  

歯は何故抜くの?

  柏木ミモザ歯科クリニック院長 の蛯名です。 誰もが歯を極力抜きたくないですよね。 今まで本当に多くの患者様から相談を受けて来ました。 当院も極力歯を抜かないような治療をしていますが、それでも残念ながら抜歯になるケースはあります。 以前は親知らずを抜歯する理由を記事にしましたが、今回は親知らず以外の歯を抜歯するケース、理由を述べたいと思います。 1:その歯が存在する事で、痛みや炎症部位が周辺の歯や組織にまで拡がり、ひいては人体に有害であると判断した場合。 2:特に症状はないが単独では人工的な歯を作れない。よって、歯を抜く事で、周りを巻きこんで人工的な歯を作る場合。 の2パターンがあります。 つまり歯を残す事で、患者様の健康へ害を与えるリスクがあると判断し、抜歯する場合 と 治療を積極的に進めるために抜歯する場合 です。 歯自体が、残っている部位が少ないと残念ながら人工的な歯をたてる事が出来ない場合があります。 抜歯を行い、他の歯を利用して抜いた部位を補うような被せ物などを作っていきます。 抜歯をする際は、いずれにしても歯科医としっかりお話しをして、理由を明確に説明してもらいましょう。また、抜歯後の治療のイメージを持てるようにしてください。 歯を抜くか、抜かないか、またその後の治療方針が歯科医師と患者様でイメージが共有出来ていないと、理想的なゴールにはたどり着けません。 どうしても自身のイメージと違う場合は、他の歯科医師にセカンドオピニオンをとる事をおすすめします。 皆様が納得の出来る歯科医療を受けれる事を願っております。   柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~

ホワイトニング~種類について

  柏木ミモザ歯科クリニック 院長の蛯名です。今  回は ホワイトニング の種類について説明します。 ホワイトニング にはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。 ホームホワイトニングは自分の家で患者様自身で行う ホワイトニング です。 マウスピースをお渡ししてから約1ヶ月間、専用ジェルをマウスピース内面に塗布して使用します。 ホームホワイトニング ホワイトニング期間中はコーヒー、カレーなどの色素沈着を起こす飲食物は控えてもらいます。 オフィスホワイトニングはクリニックでの手術となりますが、1回での効果が高いです。 基本的には2~3回の施術で効果を期待していきます。 食事制限等は特にありません。 オフィスホワイトニング それではホームホワイトニング、オフィスホワイトニングを簡単に比較してみましょう。 ホームホワイトニング 長所: オフィスホワイトニングに比べて後戻り    が少ない 短所:・オフィスホワイトニングに比べて治療     期間が長くかかる。   ・食事制限がある。     オフィスホワイトニング 長所: ・ホームホワイトニングと比較すると、     1回の処置である程度効果がある。    ・食事制限はない。 短所: ・ホームホワイトニングと比較する        と後戻りがある。 ホームとオフィスホワイトニングを効果的に組み合わせて、より白くする方法もあります。 様々なメーカーからホワイトニングシステムが開発されてますが、効果、価格において患者様により良い商品を選定していきます。 また定期的にホワイトニングキャンペーンを行う予定ですので医院公式ツイッター、インスタグラム、グーグルマイビジネス等で随時確認してみてください。   当院のホワイトニングはこちら~

歯がしみませんか?~知覚過敏

  柏木ミモザ歯科クリニック 院長の蛯名です。 皆様、歯がしみる事はありますか? 歯がしみる原因は実は 虫歯 だけではないのです。 今回は 虫歯 以外で歯がしみるケースについてお話しします。 知覚過敏 という言葉を一度は耳にした事があると思います。 知覚過敏 は歯が摩耗する事により起きます。 下の図のように、歯と歯茎の際の部分が削れるパターンが1番多いです。 原因として、一番多いのは、ブラッシングの力が強いことが挙げられます。 まれに、レモンなどの酸性の食べ物(酸っぱい物)の過剰接種が原因の事もあります。 治療方法は、 虫歯 ではないので、歯を削る必要はなく、薬剤塗布かプラスチックの材料を詰めて解決する事がほとんどです。 市販で販売されている知覚過敏用の歯磨きペーストも効果があります。 歯がしみる時は 虫歯 だけでなく 知覚過敏 も疑ってみましょう。 柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~

虫歯の治療~小さい虫歯のケース

  柏木ミモザ歯科クリニック 院長の蛯名です。 皆様は 虫歯 の治療はどのような方法があると思いますか? 小さい 虫歯 の治療は、白いプラスチックの材料を詰める治療と、型取りをして銀歯を入れる治療に大別されます。 今回はこの二つの治療方法について説明します。 プラスチックの材料を詰める治療 虫歯を除去した後にコンポジットレジンというプラスチックの材料を詰めます。 この治療の利点は、ご自身の歯の色に近い材料で詰めるため、治療の跡が目立ちにくいという事です。 また、 虫歯を最小限の切削で治療 する事が可能です。 また、1本の歯に対して1回か2回の治療で終わります。 逆に欠点は強度にそこまで優れている材料ではないため割れたり、破損する事があります。 また、コーヒーやお茶などの着色を取り込みやすいため定期的なメンテナンスが必要になります。 銀歯を入れる治療 銀歯を入れる治療の最大の利点は丈夫、割れにくいという点です。 耐腐食性にも優れるため、銀歯の周辺、下部で虫歯が進まなければ20年以上もトラブルなく使用出来る事があります。 欠点は、人によっては金属色が気になる事があるという点です。 また、歯を削る量がプラスチックを詰める治療と比較すると多くなります。 見た目をとるならプラスチック 強度をとるなら銀歯 どちらも保険適応の治療となります。 皆様はプラスチックと銀歯、どちらがお好みですか? 柏木ミモザ歯科クリニックはこちら~